搭乗便が欠航、フランクフルト空港で夜を明かす…ANA SFCカードに助けられた顛末

拙者、これまで出張や旅行で何度も海外に行きました。当然、天候や機材の問題で足止めを食らったことも何度かありますが、空港で一夜を明かしたのはこれが初めてでした。

アイルランド・ダブリンに向かっていたこの時のフライトは下記の通りです。

LH713便
ソウル仁川 14:35発 ==>フランクフルト 18:50着

LH982便
フランクフルト 21:45発 ==>ダブリン 22:50着

仁川==>フランクフルトのフライトは順調で定刻通りに到着しました。問題はダブリン行き2ndのフライトでした。

フランクフルト空港のLHラウンジ。

ビールを軽く飲んで寛いで、ここまでは良かったのですが…

ダブリン行きのLH982便。機材の到着遅れでボーディングは30分程遅れました。まあ、20~30分遅れはよくあることです。

これから搭乗するA320。外は雨が降ったり止んだりといった天候でした。

搭乗して席に座り、ベルトも締めて待ちます。しかし、一向に動く気配がありません。

暫くすると悪夢のようなアナウンスが…

『フランクフルト空港は悪天候のため閉鎖されました。また、当空港では23時以降の離発着は禁止されています。従って当フライトはキャンセルとなりました。今後の対応は地上の係員にお尋ね下さい。』

おいおい、マジかよ。雨はもう止んでるじゃん。機内はどよめいていました。仕方無く一旦降機です。

サービスカウンターに行ってみると黒山の人だかり。係員はマイクも使わず肉声で「今日はどうすることも出来ないので明朝6:00以降、このカウンターに来て下さい」と叫ぶのみ。

イライラが頂点に達した乗客同士が殴り合って警察が出動する一幕もありました。

更に、地上係員は「このカウンターは23時を以てクローズします。」と言い残して帰っちゃいました。決まり通りに行動するドイツ人らしい対応です。日本なら航空会社のスタッフが残っておにぎりや飲み物を配るのではと思う場面ですが、まあ、これが海外ってものです。

ラウンジも夜間はクローズとのことなのでベンチで一夜を明かす覚悟は決めました。

さて、如何にしていち早くダブリンに向かうか。行く予定のエアショーは12時開始です。

  • 欠航に伴って臨時便が運航されることはない。明日、出来る限り早い便の空席に滑り込んでダブリンに向かいたい。
  • 明朝、制限エリア内のサービスカウンターに行ったらまた大混雑することは目に見えている。カウンターの周囲は既に徹夜を決め込んだ乗客で一杯。この連中には勝てない。
  • そうだ、一旦ドイツに入国して、明日朝一でチェックインカウンターに行こう。

なってて良かったANAスパーフライヤーズ(SFC)会員。ルフトハンザならスタアラGOLD会員はファーストクラスのカウンターを利用できるのです。

チェックインカウンターは6:00に開くと言っていましたが5:45頃に係員が来て対応してくれました。

ダブリン行きで一番早い便の状況を見て貰ったところ、システム上では20人以上が空席待ちでしたが、「ゴールドメンバーなので優先して席をお取りします。窓側で宜しいですか?」との嬉しい言葉。窓側でも貨物室でも何でも良いから乗せてくれ。

ということで、10:00発ダブリン行きのボーディングパスを無事確保しました。

朝6:00、エコノミーのカウンターに並ぶ人達。

疲れ果てて床で寝る人達。

前夜から何も食べていなくて腹ペコ。ラウンジでガッツリ食わせて頂きます。

アメリカのラウンジだとバナナやマフィン、ベーグルといった質素な内容でがっくりしますが、LHは飲み物だけでなく食べ物も中々充実しています。

美味しくいただきました。

LHのラウンジは喫煙室もあります。ヨーロッパって意外と喫煙者に寛大なんですよね。煙草の価格は高いですが。

振り替えで乗ったのは10:00発のLH978便。ダブリン着は11:25なのでエアショーの開始には間に合いませんが、頑張れば途中からは見れるかも知れません。

今度は飛んでくれよと、祈りながら搭乗。

前日便からの振り替えで乗りましたが、前が非常口で窓側という良い席でした。

今度は定刻通り離陸。快適なフライトでした。

やっとアイルランドの地が見えてきました。

ダブリン空港に到着。

この時点で家を出てから既に32時間が経過。流石に疲れました。しかし、ホテルで休んでいる場合ではありません。エアショーに行かねば。

※幸いエアショーは序盤のプログラムを少し見逃した程度で済みました。

アイルランドへの入国は至ってスムーズでした。

イミグレで”Business?”と聞かれ、”To visit Bray Airshow”と答えたら “Wow! Have a great time!”とにっこり笑いながらスタンプ押してくれました。

また、仁川で預けた荷物はフランクフルトでピックアップしなかったのでちゃんと振り替え便に載っているか心配でしたが、ダブリンで無事受け取りました。

結果論ながら、やはり一旦制限エリアから出てFクラスのカウンターへ朝一番で行った判断は正しかったと思います。

SFC会員はスタアラ系に乗る際に荷物がPriority扱いになったりラウンジを使えたりと、これまでにも色々とメリットを享受してきましたが、こういう場面で助けられたのは初めてでした。

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