翼の上で姉ちゃんがポーズ…ブライトリング “Wingwalkers”など…アイルランドの航空ショーにて

アイルランド・ダブリン郊外で行われたエアショー、”Bray Air Display”に関するポスティングの最後は民間のアクロバットチームやアイルランド空軍機などを紹介します。

前回の記事で、欧米エアショーの特徴の一つとして、保存機の飛行=Heritage Flightを挙げましたが、もう一つ、民間のアクロバットチームが飛行展示を披露することも特徴と言えます。

日本ではウィスキーパパ(日本唯一の民間チーム?)が空自航空祭でも時々フライトを披露してくれますが、欧米には民間のアクロバットチームが数多くあり、各チームの趣向を凝らした展示飛行を見ることが出来ます。

Breitling Wingwalkers

日本ではブライトリングと言えば2013年に来日したジェットチームが知られていますが、こんなチームもあるのです。

2機の複葉機が進入してきますが…

上にお姉さんが乗ってポーズを取っています。

手を振りながらパスしたり…

逆立ちしてポーズを取ったり…

ハイタッチしそうな勢いでクロスしたりと、良いもの見せてもらいました。

お姉さんを乗せながら遠慮無くロールします。

笑顔を絶やさないお姉さん。

終了後、もしブライトリングのメンバーとダブリンのパブで遭遇したら皆さんに一杯奢りたくなるようなショーでした。

The Raven

イギリスのチームです。”Raven”(レイヴン)とは大型のカラスのことですね。確か、EF-111の愛称も同じだったと思います。機種はVan’s RV-8、ガイドブックには”home built”と書いており、キット販売されているアメリカ製の機体のようです。

曇天だった初日しか飛ばなかったのが残念でしたが、6機編成ということもあり、ブルーインパルスのプロペラ機版といった印象の、中々充実した展示飛行でした。

The TRIG

ピッツ2機によるアクロバットチームで、スコットランドの航空無線機関連メーカーがオーナーみたいです。

こういった軽飛行機のフライトは後日写真を見ても「ああ、こんなのもあったなぁ」といった印象しか残っていないのですが、本場アイルランドの青空の下でギネスの生ビールを飲みながらこういったフライトを観覧するのは贅沢なひと時でした。

アイルランド空軍

Wikipediaによるとアイルランド空軍は『現在は戦闘機は保有しておらず、輸送機とヘリコプターのみである』とのことで、災害対応や捜索救助が主なミッションのようです。

ピラタス・PC-9M

アイルランド空軍の保有数は7機、その内の4機が飛行展示を行いました。

教官パイロットによる臨時編成だと思いますが、ちゃんとスモークも出してアクロっぽい飛行も見せてくれました。静浜の航空祭でもこんな感じでT-7のフライトをやってくれないかな。

セスナ・FR172

これはフライパスのみでした。ショーガイドの説明文が興味深くて、「多様な任務の中には、現金、囚人、爆発物輸送のエスコートも含まれる」のだそうです。

アイルランド沿岸警備隊

海沿いでのエアショーというロケーションを活かして捜索艇と連携しながらの救難展示を披露していました。

民間旅客機

エア・リンガスのA321

わざわざこのショーだけのためにダブリン空港から飛来しました。因みに、アイルランド語の”Aer Lingus”を英語にすると”Air Fleet”だということを、この文を書くに当って初めて知りました。

スホーイ・スーパージェット 100(SSJ 100)

アイルランドのエアライン、City Jet(というエアラインの存在を初めて知った)が運航しているもので、西欧でのSSJ導入は同社が初だったとのことです。

山火事発生!

2日目の日曜日、ショーが始まって1時間ほど経った頃、観客がザワザワしながらショーエリア横の山を見ています。何かと思ったら、何と山火事が発生しているのです。

丁度レッドアローズの飛行が始まる頃で、ひょっとしてフライト中止になるのではと冷や冷やしましたがエアショーは果敢に続行。

一時はかなり火の手も上がったりしていたものの消防車やヘリが来る訳でもなく、燃えるに任せていました。

ブライトリングの時間帯が一番火の勢いが強かったのですが、気にすることなく飛んでいました。

結局自然鎮火に任せて…

エアショー終了後、ショーの取材で来ていたTV局のヘリが鎮火した辺りの様子を見に行っていました。


と、別の意味でもスリルを味わわせてくれたBray Air Displayでした。

元々行きたかったRIATの開催期間と休みのタイミングが合わず、次善策として訪れたショーでしたが、ヨーロッパ御三家の内2チームを見れただけでなく、サーブの2機やヨーロッパでしか見れない民間チームも見ることが出来で満足の2日間でした。

このショーは毎年7月末の土日の午後に行われていて、午前中はダブリン観光も出来ます。ギネスビール発祥の地にあるGuinness Storehouseを訪れたりするのも一興。お薦めのエアショーです。

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