フレッチェ・トリコローリの展示飛行(前編)…アイルランドの航空ショーにて

アイルランドで行われた、Bray Air Display 2日目でのフレッチェ・トリコローリの展示飛行です。この日午前中のダブリンは本降りの雨でしたが、エアショーが行われた午後は青空も見えるほど天候が回復して幸いでした。

いきなりスニークパスで登場

展示飛行開始に先立ってアナウンスのお姉さんが「我がイタリアの国歌です云々」と言うので観客は皆起立し、大音量で勇ましく流れる”♪イターリア~、イターリア~♪”を胸に手を立てて敬意を表しながら(欧米人は国歌や国旗に関して律儀です)聞いていました。

と、いきなり会場後方から10機が我々の上を飛び越えてゆきます。

前日同様に海上の左手から現れると思っていたので完全にやられました。観客も皆びっくりです。

サンダーバーズなども前方の演技に観客の注意を惹きつけておいて後方からドッカーンと現れてビビらせる、所謂「スニークパス」を行いますが、ショーの初っ端にやられたのはこの時が初めてでした。

そして10機綺麗に揃ったトライアングル隊形でぐんぐん上昇してゆきます。

10機が一糸乱れず宙返り。なんでこんなこと出来るんっすか?

続いて、正面から進入してきた10機が上昇し…

5・1・4機に分かれてブレイクします。

他のヨーロッパチーム(&ブラックイーグルス)は、序盤に全機揃って旋回しながら色々な隊形を披露しますが、フレッチェの序盤はあっさりしていて10機での演技はここまで、以降は5機、4機とソリスタ1機での飛行に移ります。

早速クロス開始

ブレイクした5機と4機がそのまま下降して…

会場正面でクロスします。以降の演技でも5機・4機の演技後はほぼ全てクロスします。

クロスした9機は左右に分かれて再び上昇します。左に上昇する4機。

左右に分かれて上昇するのでどちらを見ればよいのか分からなくなってきます。

まるで串に刺した焼き鳥のように繋がったまま宙返りをする5機。

この後、9機は会場奥で隊形を整えます。

ソリスタ登場!

9機に気を取られていて気付くのが遅れました。左からロールしながらソリスタが突き抜けてゆきます。

間髪を入れず、9機はダイアモンド隊形でバレルロール。

段々読めるようになってきたぞ。次はソリスタが来るな。

と、背面飛行で進入してきたソリスタ。

背面飛行のままマイナスGで上昇してゆきます。

ソリスタが去ったらすぐにカラースモークを曳きながら9機が現れます。撮影データを見ると、この間僅か15秒でした。

2・4番機(赤)と3・5番機緑がロールバックを行います。

そして5機と4機に分かれて上昇し、宙返り。

どっちを撮ったらええんか分から~ん。

5+4機の宙返りが終わるか終らないかというタイミングでソリスタが現れ、4ポイントロールを行います。

イタリアのハートは書き順が違う

先ずは会場正面でクロス。

ここでBGMのトゥーランドットが流れます。

ブルーインパルスなど、他のアクロチームと違って上昇しながらハートを描きます。

トゥーランドットのサビに合わせてハートが完成。

ハートを描いた9機は正面でクロス。

プラスGからマイナスGの中を自在に飛ぶソリスタ

360度ターンを披露するソリスタ。

最大7Gでの旋回を終えたソリスタは会場正面で背面飛行に移り…

今度は最大マイナス3Gでそのまま上昇してゆきます。途中でスモークがポッポッと途切れる程のマイナスGが掛っているようです。

結局そのまま垂直上昇してゆきました。

続いては4・5番機がロールバックしながら進入してきて…

3+6の隊形で上昇、宙返りします。

次はスローロールを行うソリスタ。お姉さんのアナウンスも、”He is performing… a… slo…w … roll…”と、スローダウンしていました。

“TONNEAU DESTRO A CIGNO”という演技。”cigno”とはイタリア語で白鳥という意味で、スワン隊形を維持しながらバレルロールを行います。

後編に続きます >>>

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