ブラックイーグルスのアクロバット飛行(後編) 【ソウルエアショー2017】

2017年ソウルエアショーでのブラックイーグルス記事、第3弾です。

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ここからまた4機&4機の演技に移ります。

先ずは、サンダーバーズやブルーエンジェルスばりの密集エシュロン隊形。進入して来る時はまるで1機のように見えます。

続いてダブルヘリックス。

“helix”とは螺旋という意味です。B/E公式サイトの韓国語説明を直訳してみると、「右側から進入する4機は、前方の2機が背面飛行を維持し、後方の2機がこれを中心に同時に素早く連続回転する精巧な機動」と書いていました。

Snake Rollという課目。別の4機がトレイル隊形で進入してきます。

トレイル隊形を維持したままループして…

ダイアモンド隊形にブレイク。

観客前を通り過ぎた4機は上昇し…

バレルロールを打ちながら会場左前方に離脱します。優雅な演技です。

さて、B/Eの演技の中で、私が最も好きなのは次の課目かも知れません。

Dizzying Breakという課目で、公式サイトの解説を直訳すると「4機一列の横隊形を形成した編隊は正面から進入しながら2機が次々に360度回転機動を行った後、迅速に元通りに整列し、ぶつかるかのように同時に交差する機動」です。

dizzyという単語は、例えば”feel dizzy”で”目眩がする、ふらふらする”という形容詞として覚えていましたが、辞書を引いたところ”目眩を起こさせる、当惑させる”という動詞としても使うのですね。

一旦360度ロールを行います。

そして元の位置に一旦戻って一拍置いた後、一気にクロスします。

ここでもパイロットの無線が会場に流されていて、クロスする直前に”Ready, split, Now!“とコールするのが、”ナァウッ!!“と叫ぶような感じで気合が入っていました。

ローリングコンバットピッチが始まったので、ブルーを見慣れている日本人からすると、あぁ、そろそろ終わりかぁ、と思ってしまいますが…

…これで終わりではありません。

次はT-50の最大性能を見せつける機動。その名もMax Maneuverという課目で、7番機が最大8Gの旋回を行います。

当然アフターバーナー全開。

山を背景にするとジェットの排気がよく見えます。

ベイパー出まくり。F-16に似たベイパーの出方です。

最後の課目はVictory Break。ブルーのサンライズに似た機動です。

この課目、8機揃ってやっているものだと勝手に思い込んでいましたが、改めて見ると7機ですね。確かに、中心の1機が垂直上昇した方が絵になるからというのもあるのでしょう。そういえばブルーのサンライズも5機でやってます。

課目名の付いた演技はここまでです。

最後は8機揃って会場前方を航過。

1番機から順にピッチアップして…

他の機もひらひらと散開します。

着陸に向かう各機は会場後方から夫々違う機動を見せながら観客の上を抜けてゆきます。何をやるかは各パイロットに任せているそうです。

背面飛行する機もいれば…

観客の真上でギアダウンする機もいます。

これ、格納扉は開いていますが脚はまだ出ていない状態ですね。

興味深いので拡大してみました。なるほど、脚はこういう風に収まっているんですね。

通常はこのパターンで終わるのですが、今回のソウルエアショーでB/Eの展示飛行を見た中で一度だけ、下向き空中開花を披露していました。

この隊形で会場右手から進入して…

宙返りを打って…

1機、スモークが赤ですが間違えていたのでしょうか、すぐ白に切り替えていました。

B/Eはこれまで何度も見ていますが、下向き空中開花を見たのはこの時だけです。

展示飛行を終えて戻ってきた8機。

最近は演技後、キャノピーに国旗を掲揚するようになりました。色々と新しいことをやるものですね。

長い記事になってしまいましたが、小生、現在韓国在住中で、B/Eはこれまで何度も見てきましたので自らの記念にもなるかと思って書いた次第です。

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