高速船ビートル号乗船記②…グリーン席で博多~釜山&KTXでソウルへ

23年振りに訪れた九州で楽しい時間を過ごし、またビートル号に乗って韓国に戻りました。

釜山~博多編はこちら↓

博多港フェリーターミナル

福岡は空港もフェリーターミナルも市内から近くて良いですね。実は小生、フェリーターミナルに着いた時にホテルに忘れ物をしたことに気付いてタクシーで折り返し、忘れ物をピックアップ、またターミナルに戻ったのですが特に焦ることはありませんでした。

朝8時頃、SBJ銀行(新韓銀行の日本法人)は既に営業していました。

9:00の出航に対して1時間前までのチェックインを推奨しているようですが、多分、もうちょっと遅くても問題無いと思います。ただ、飛行機とは違って事前座席指定はできないので、希望がある場合は早目に行くに越したことは無いでしょう。チェックインは出航時間の1時間半前から始まります。

この自販機でターミナル施設利用料500円を支払います。そう言えば、釜山港でのチェックインの際にもカウンターで幾らか(大した金額では無かった)を支払いました。

これは出国前の待合エリアです。

パパッと出国手続を済ませ、免税店でタバコだけ購入しました。本当はカミサンに頼まれていた明太子も買うつもりだったのですがチューブ式のものしか売っていないとのこと。検疫の関係でしょうか。やはり市内で買っておくべきでした。

免税店などは2階ですがボーディングは1階です。

そろそろ搭乗します。
ビートル以外にも色々と航路があるのですね。

往路と同様、スーツケースをゴロゴロ引っ張って乗船します。

対馬を経由する便もあります。
因みに、韓国語には”tsu”=”つ”の発音が無いので、対馬を観光人に発音させると”スシマ”か”チュシマ”しか言えません。もし韓国語の発音がどうのこうのと韓国人にに言われたら「私の名前は”筒井”です」と言って困らせましょう。多分”チュチュイさん”とか言って和ませてくれることでしょう(笑)

帰路はグリーン席を利用

帰路は日本で京都の高校に通う娘と博多で待ち合わせて一緒に韓国に向かいました。娘は2学期の授業を終えて京都から新幹線で博多に来て、私が新田原基地航空祭を楽しんでいる間は博多や大宰府などを観光し、とんこつラーメン、モツ鍋や水炊きなど、一人グルメを堪能していたようです。

お嬢様同行なので(苦笑)、帰路はチェックイン時に追加料金を払ってグリーン席を利用しました。追加料金は一人3,000円だったと思います。

クルマに関心のある方ならご存知のブランド、独レカロ社製のシート。

シートピッチはグリーンと言う割には狭く、身長178cmの私が脚を組むとこんな感じで、飛行機で言えばプレミアムエコノミー程度のスペースでした。

グリーン席の最前列。
空きスペースに新聞などが準備されています。残念ながら前の景色は見えません。

グリーン席のサービス

(1) おしぼり

使い捨ての紙製ではなく、ちゃんとしたタオルなのが韓国在住者には感動です。

(2) 軽食&ドリンク

グリーンでは無料で提供されます。娘が選んだのはオニオンスープとサンドウィッチ。まあまあ旨かったですが、スープがUCCのコップでサーブされるのはちょっと興醒めですね。

酒好きの私ですが、「日照時間中は飲まない」というポリシーがあるのでアイスコーヒーとカステラで寛ぐことにしました。

長崎の和泉屋という老舗のカステラです。
甘いものはそれほど好きではない左党の私でも美味しくいただきました。

時系列が前後しますが博多港出航時の景色。グリーン席エリアは船首の手摺りやワイヤーがあり、また、窓が視線よりも高めにあるので眺望は良いとは言えません。

(3) イヤホン

普通席にもモニターはありますがグリーン席の方が大きかったような気がします。また、航行中には映画も上映されるのですが、普通席ではスピーカーから小さなボリュームで音声が流されるだけなのに対し、グリーン席にはイヤホンが備えられています。

船内を探索

2階に上がってみました。

2階の普通席。往路、私の席は1階の普通席でしたがやはり2階の方が眺望が良いです。

船尾からは航跡が見えます。船ならではの景色ですね。

流石は高速船だけあって、旗がバタバタと激しくはためいていました。

余り速度は速くありませんがWiFiが使えます。

1階の出入り口扉の窓から外を撮影。スピード感が出るかなと思って1/60secで撮ってみましたが、窓が塩で曇っていて良く分りませんね。

娘はサンドウィッチを食べた後、結局釜山に入港するまで爆睡していました。果して、グリーン席に乗せてやった価値があったのか否か・・・

釜山港に到着

そうこうしているうちに釜山港に近付きました。

遠くに釜山タワーが見えます。

飛行機のファーストやビジネスクラスと同様、グリーン席の搭乗客から優先して下船します。

エスカレータを登って2階で入国審査を受け、税関を通れば韓国です。

尚、日本での搭乗前には特にセキュリティーチェックはありませんでしたが、韓国入国時には荷物のⅩ線検査とボディーチェックがありました。

釜山からKTXでソウルへ

フェリーターミナルから釜山駅へは往路と同様に徒歩で移動しました。

釜山駅の食堂にて。昼食は無難にビビンパプで済ませました。

我々が乗ったのは13:20釜山発、15:56ソウル着の列車です。

KTXをはじめ、韓国の優等列車ってヨーロッパのようにホームが低く、重い荷物を持ってステップを登らなければならないのが面倒です。

ついこんなところに目が行ってしまう鉄ちゃんの私です。この車両もアルストムのライセンスに基づいて現代ロテムが製造したものでした。確か初期の何編成かのみがフランスで製造したものを輸入したのだったと思います。

帰路は一般車(普通車)を利用しました。これ、昔の新幹線同様の「お見合い式」座席、つまり、車両中央を境に進行方向向きと逆向きが対面した状態で座席が固定されているので韓国でも評判が悪いらしいです。新しいタイプのKTX산천(サンチョン=山川)車両では回転式シートに改善されています。

車両中央の座席。まさにお見合い式です。可愛いねーちゃんとお見合いなら歓迎ですが、むさ苦しい韓国のおっさんと対面だと悲劇です。恐らくチケット販売の際にはそれなりに配慮しているものとは思いますが。

シートは、幅は新幹線よりも若干広そうですが座面の出来が今一つと感じました。

この列車の走行ルート。

余り風光明媚とは言えない景色の中、列車は最高速290km/h程度で疾走します。

漢江を渡ると間もなくソウル駅に到着です。

船で日本に行ってみて

小生、少なくとも今まで50回以上は日韓を往来したことがありますが、船での移動は初めてでした。今回はボーイング929=ビートル号に乗るという目的を果たすことが出来て楽しかったですが、ソウル<==>日本の往来だと、費用面も含め、やはり飛行機に軍配が上がるのは事実でしょう(あくまでソウル在住者の観点です)。

ビートルは早目にWeb予約すれば往復9,800円、KTXのソウル<==>釜山は片道4万ウォン台~7万ウォン弱ですので、LCCとどっこいどっこいか、条件によってはKTX+ビートルの方がやや割高かも知れません。勿論、トータルでの所要時間は飛行機の方が短いです。

しかし、船旅ならではの高揚感や列車の車窓からの景色など、飛行機では味わえない楽しみもあり、たまには趣向を変えてみるのも良いものでした。いつになるか分かりませんが、機会があれば今度は小生の実家がある大阪と釜山を結ぶパンスターフェリーにも乗ってみようと思います。

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