韓国オサン(烏山)基地エアショー 2010…U-2のデモフライト

マットブラックに赤いマーキング。忍者赤影を彷彿とさせます。

伴走車を従えて滑走路に向かうU-2。

隠密偵察機なので静かに飛ぶものと勝手に想像していたのですが、勇ましい爆音を上げながら離陸します。

タキシング時に両翼から生えている補助輪は離陸すると機内に格納せず、地上に落としてしまうようになっています。

U-2の機体はF-104をベースに開発されたそうで、確かに胴体の形は酷似しています。

参考まで、空自浜松広報館で撮ったF-104です。

単に構造設計をパパっと済ませたのではなく、生産型冶具なども共用することで早期の運用を実現したのかなと想像します。

アフターバーナー付きエンジンとは違う独特の『コーッ~』といった感じの乾いた爆音を残しながらぐんぐん上昇してゆくU-2。

故意にカメラを傾けて撮った訳ではなく、実際にこのぐらいの角度で上昇してゆきました。

本来の目的は非常に空気の薄い高高度(約25,000m)を飛行しての偵察。独特な姿です。

この日はランディングギアを降ろしたまま1回だけフライパスして離陸しました。

胴体の車輪だけでタッチダウンするので着陸時の姿勢コントロールは難しいことでしょう。伴走車(カマロというのがアメリカンです)に見守られながら徐々に減速します。

歩くような速度まで減速したところで左側の翼端が接地。

停止すると地上のスタッフが補助輪を取りつけます。一人が翼端をよいしょと持ち上げ、もう一人が取り付けるという原始的(しかし確実)な方法です。

音や姿や独特のサイズ感など、形容し難い独特の雰囲気でした。

U-2にコーディネートしているのでしょうか、忍者のような姿のスタッフが誘導します。

日除け付きのステップが寄せられてパイロット氏が降機。キャノピーの開き方もF-104と同じ横開きですね。

兄さん、こえーよ。

でもPさんはとても気さく。

“Thank you!  I hope you enjoyed my flight!”と言いながら観客と握手していました。「高高度を飛ぶのってどんな感じなんですか?」と話し掛けてみたところ、地平線が丸く見えたり上空が青ではなく黒く見えたりして “Fantastic view” なのだと答えてくれました。

フライトを終え息子さんと歩くPさん。Tシャツには “My dad is a U-2 DRIVER” のプリントが入っています。

>ブラックイーグルス編に続きます。

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